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注:下部文面は過激表現を含む為、R-15指定になります。
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Why do you approach me?
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「頭がすっきりしないんです。」
そう言って眉宇を顰める僕に、リナリーが心配そうな表情を浮かべていた。
思考を妨ぐ黒い霧、それの正体は不純な色をした自分の我慾。
僕の部屋に彼女と二人きり、赫い唇は手を延ばせば届きそう、団服のミニスカートから伸びる太腿、すらりと長い脚線に目線が行く。
君の油断、その隙に付け入って唇を奪ったら、リナリーはどんな顔をするだろう?
さっきから僕は、そんな事ばかりを考えている。
愛しいから触れたいと思う、愛しいから壊したいと思う、純愛は狂気かも知れない。
『漆黒の髪、柔らな唇、滑らかな膚、触れたい、抱き締めたい、乱したい』、そんな欲に駆られた今では、彼女の微かな息遣いにすら性的興奮を覚える。
『欲のままに堕ちるな』理義を司る救いの声も、どす黒い僕の前ではもはや何の効力も持たない。
「ねぇ、顔色悪いよ、大丈夫…?」
濫りな思いを欠片も知らない貴女は、何の躊躇いもなく僕の肩に触れてくる。
彼女の体から漂う甘い香りが、思惟能力を完全に停止させる。
さる程に妄想で一杯になった頭の中、今更どうやって冷静を保てるのか。
リナリーが懐疑の目を向ける、それは僕が一言も返さず、乏しい空笑いを作っていたからだろう。
「僕が今、何を考えてるか分かりますか?」
「…え…?」
下心を秘めた僕の怪しい目付きに、彼女は少し戸惑っている様だった。
脆い理性の繋鎖(くさり)なんてとっくに引きちぎれてる、君を求める全身の熱だけが自分を強く駆り立てる。
椅子を立ち上がってドアの前迄行き、僕が部屋に錠を掛けると、全く意外なその行動に困惑するリナリー。
貴女の無垢な瞳を見てると、めちゃめちゃに汚して思いのままにしたくなる。
再び彼女に近付いて、白い指を握り、耳元で淡く囁いた。
「貴女は警戒心の欠片もない人ですね。」
事を把握したのか、リナリーの瞳がたちまちに凍り付く。
僕は冷笑を返すと、震える両腕を抑え付け、何か言い始める唇を乱暴に塞いだ。
「…んんっ…!…ア…レ…」
唇が触れただけで、それまで閉じ込めていた欲望、情火の焔は激しく揺らめく。
じたばたと抗拒する腕をがっしり掴み、緩く開いた唇の隙間から舌を強引に捩じ込む。
「…んっ…むぅっ…」
ねっとり絡み付く柔舌が心地好い、自分を忘れる程、夢中になって彼女の口唇を貪った。
繋がった唇を一時離すと、リナリーの涙ぐむ瞳は僕を一点に睨んだ。
あまつさえ、その傷ましい姿さえも恐ろしく艶やかに感じた。
僕は確実に狂ってる。
「一体、どういうつもり…?」
きっと見据えた彼女の眼が厳しく問責する。
「くすっ、どういうつもりも何も、このままの通りですよ。」
そう嘲てリナリー首筋を舌で舐り、団服に手を掛け、上着を無理遣りに引き剥ぐ。
「い、嫌っ、止めてっ…!」
抗する細い腕が男(ぼく)の力に及ぶ筈もない、形良い双丘とその頂は淫らに露出される。
「ねぇ…止めよ…?
こんなの…アレン君らしくないよ…」
憂えるリナリーの声は僕の情に訴え掛けてくる。
「…僕らしい?
それは『凡庸で無害な男』と言う意味ですか?」
彼女の眼差しが失望の色に塗り潰された。
「安全な男、そう思われてたなんて、少し癪ですね。」
「…違っ…!」
恐らく僕は、陰気な嗤いを泛(うか)べている事だろう。
「貴女は僕が、何もしないと思ってた?」
「それは大きな間違いだ―――」
He laughed craftily.
That continues in xxx.
†S黒アレンが好…(黙れ
Black heart〜violate〜に続いてます(^_^;)
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