Instinct



僕がどんな風に視てるか、君は知ってる?


決して紳士的なんかじゃない…。


ふとした弾みに見せるその微笑み、僕の名前を呼ぶ声、リナリーに近付く度何かが壊れる、僕が僕でなくなってく、仮初の仮面を剥ぎ取られてしまうんだ。


困った事に君は、男を今一つ理解出来てない。


「アレン君、今夜、部屋にお邪魔しても良いかな?」


…だから途方もない事でさえ、さらりと口にするんでしょう?


君にして見れば、その言葉の意味に大した意味なんてないんだろうけど。


貴女って、無防備過ぎるんです。


皆の前では体裁を取り繕って、普段は何でもなく平静を装っていても、リナリーと二人になった時、僕は何を想像してると思う…?


それを見てしまえば、君は僕の事を由々しく感じるかも知れない。


けど僕にだって俗情はあるんです、欲求を抑えるのはそろそろ限界だ。


無垢な笑顔を見せないで…体に触れないで…これ以上、悪戯な仕草で魅了しないで…


僕が本性を現す前に…貴女はここから逃げて下さい…


でないと…取返しの付かない事態になっちゃいますよ…―――?


†はい、取返しが付かなくなって下さい(笑