Dependence and jealousy4
「…昔の事を何度も思い出すの…もう忘れてしまいたいのに…独りきりなると何もかも怖くなる…。」
「…そっか、オレなんかで良ければ何時でも話を聞くさ。
…あ〜、でもどうしてアレンじゃなくて、オレに?」
ラビの質問に対する彼女の返答が気になった、それ迄一人苦しみ思い詰めていたのなら、何で僕に話してくれなかったんだ。
「アレン君は…―――こんな事話せるのラビだけだから…本当にごめんなさい。」
…答えになってない。
どうしても納得いかなかった、リナリーが僕じゃなくラビを頼るなんて、僕達は恋人同士なのに。
それに僕は知ってる、ラビがリナリーに好意を寄せている事を。
だからこそ…不安になる…心配になる…。
いとも簡単に、脆く崩れていく不確かな自信。
心に刻まれた過去の傷跡、君の悲しい苦悩、それを打ち明けてくれないなんて。
僕が年下だから…?頼るに足らない…?それとも…?
…どうしてなんだ。
たとえ恋人だって互いを詳らかに曝け出す必要はない、彼女の全てを把握するのは不可能な事、それはそうだけど。
この虚しさは何だろう…?
『貴方は頼りにならない、ラビの方がずっと大人で、私を包んでくれるの』
リナリーの口からじかに言われた気がして、君との距離はどんどん開いてく、僕には彼女の気持ちが見えなくなっていた。
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