Luna's tears
 
 
どうして君が今、僕の腕のなかで泣いているのか―――


それはとても心配性の君、だから。


自分の事よりも、いつだって『他の誰か』の事を、真っ先に考えているから。


いつだって、君は優しいひとだから。


…僕は知っている。


大切な君の事なら全部知っている。


だから、僕は君のその涙の理由を聞かない。

ただ、君の傍にいて、君を抱き締めていよう…


包み込むように抱き締めて、こうして君の体温を感じて、君に体温を伝えていよう…


一面に広がる蒼景色、綺麗に儚く浮かぶ三日月が、そんな僕等を、そっと穏やかに柔らかく見守っていた―――


†駄文も紛失したので、全体的に再度リメイクです;