Relief
 
 
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彼のその傷だらけの身体を見て、呼吸が止まりそうになった―――


「リナリー、如何したんですか…?」


「…な、何でもない、急いで手当てするからっ…」


深く抉られた傷口に当てる包帯を持つ手が、思わず震える。


どれだけ傷付けば、彼は…?


この長く暗い夜は明けるの…?


―――きゅ…


「…えっ、リ、リナリー…?」


「…ごめんなさい、少しこの儘で、いさせて…」


胸が苦しくて、引き裂かれる様で、とても熱い。


アレン君を抱き締める腕から伝わって来る、彼の体温。


私の目縁から、涙が溢れ落ちた。


もう貴方の、辛く痛ましい姿は見たくない…



『大嫌いな神様、どうか彼だけは、遠くに連れて行ってしまわないで…』―――


†元絵は結構古めです;