King's bride
何分にも男勝りと云えるで在ろう、澄み切った眸が、我(オレ)をきつく見据える。
勇ましく果断な迄に鋭気を放つ、その可憐な姿は、未だ視ぬ『聖乙女』を沸々と想起させる。
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…悪く無い、寧ろ心地好い視線だ。
何時の頃で在ったか、絢爛な栄華を極めた時代に、我(オレ)は権力や名声…そして有りと有らゆる財宝を集積した。
しかし、『セイバー』よ…
全てを手中に収めても尚、お前の様な『不憫で美しい華』は、我が手に為た事が無い…
決して余を認めぬお前を屈伏させる。
それに如何程の価値が在るのか、お前は分かるか―――?
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「セイバー、我(オレ)と契りを交わすが好い。」
「…っ、誰が、気は正気なのかっ!
私は…、貴方の様な傲慢な王と、そのような事は絶対っ…!」
「…くくっ、熱り立つか。」
まあ、良いだろう…
お前は、一切の穢れを知らぬ処女だったな。
時間は悠遠の如く残されている。
間も無く、お前は自ら我(オレ)に媚び、縋り付く様になるだろう。
『私を御寵愛下さい』と願い乞う様に。
我が欲深い彩色(いろ)に、たっぷりと、執拗に染め上げて遣ろう…
最早お前は、既に我(オレ)のものに為ったも同然なのだからな…―――
†ギル様のアニメ版贔屓が堪りません!!!
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