StarDust


その赤い宝石と、激しい想いは、彼女を闇に落とし、狂気の海に沈めて行く。


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「何故…?何故なのよっ…!!!」―――

大好きな貴方…、ねえ…、貴方…?


彼の真白いシャツが、忽ち赤から黒に変色して行く。


それは、鮮血が空気に触れ、酸化し、彼の躯は、その全ての機能を失ってしまったからだった。


…私、何て事を…―――


今更の後悔等、もう手遅れだ、彼と一緒にはなれない。


自身のこの手が、愛する人を殺めてしまった。


嫉妬と云う、醜い感情に囚われてしまった末、取り返しの付かない事をした。


彼と同じ色にはなれない、彼は還って来ない。


手を高く伸ばしても、届かない。


…それならば…―――


男の屍が無造作に横たわる傍で、更にもう一つの銃声が、重たく響き渡った―――


†スタダ、切ないです…