蜜月╂Version'2017


※駄絵は修正しました
[花月:蜜月より抜粋]

愛づ想いは一つに、心身共に彼の君に交わり、淡く溶け合って―――


愛の形、つまりそれは拙者が薫殿と交接する行為。


切願に告白した彼女の言葉に、己がぐずぐず揺蕩う様子でいると。


「あ、別に、その、剣心の言葉が信用出来ない訳じゃないのよっ。


 私はただ…もう好いわっ…可笑しな我儘言って、ごめんなさいっ!!」


拙者の両腕を咄嗟に放し、薫殿は赤面の至りに恥じらう様子を見せた。


「…くすっ。」


恥じ入った姿態は実に可愛らしくて、思わず笑みが溢れてしまう。


「あ!何笑ってるのよ〜!人が真剣に話してるのにっ!!」


「済まぬで御座る、薫殿があんまりにも可愛い仕草をするものだから…。」


「もうっ!剣心の馬鹿…。」


気張ったり繕ったり、と、そんな為様は要らぬ事なのかも知れない。


『夫婦とは二つの半分に成るのではなく、一つの全体に成る事だ』


いかに互いを尊重し助け合い支え合っても、肝心要な心が通っていなければ夫婦とは言えない。


偽りない有り体、一切を曝け出そう、彼の君はこんな拙者でも受け入れてくれる筈。


そして拙者も、彼女の全てをこの胸で受け止めたい。


拙者と薫殿は『夫婦(みょうと)』と謂う、運命共同体なのだから―――



†るろ剣、祝★新連載v